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議論のコスパ

 コスパって言い方は好きではないですが

 最近「9月入学」制度が国会の議論のテーマになっているようですが、どうしても今それを話し合うタイミングなのかよくわかりません。新型コロナによる学校の休校がきっかけになっているというのがどうも腑に落ちないんですね。というのも、ものすごく複雑なことに立ち入ってしまいそうで簡単に決められる見通しもないからなんです。

 新聞で読んだ記事には、高等教育の国際化がメリットになるとよく書いてあるのですが、実際に9月入学を取り入れている国ってそんなに多くもないんですよね。特にアメリカ、中国といった学術的に先進国の大学が含まれているから、9月入学イコール国際化というメリットが掲げられているのでしょう。

 それにしても9月入学について議論するためには、制度改革の影響がどこまで及ぶのか皆目見当がつかない状態ではないかと思うのです。しかも、9月入学を導入したからと言って即座に休校長期化に対応できるのかというと全くそうではない事実にだれもが気が付くことでしょう。そこに一石二鳥的なニンジンをぶら下げて議論を吹っ掛けようとする人々のセンスが IYN は共感できないのです。

 新型コロナ対策として起こっている問題はほかにもあります。パチンコ店が休業要請に従わない問題なんか、実は結構深刻ですが強権政治的に解決するか補償で保護するかなどのせめぎあいで、議論の構造はわりかし単純です。しかし、9月入学を議論のテーマに持ち出した人は一体どういう見通しを持っているのか IYN は不思議でならないです。

 どう考えても、議論の深さ広さに対する決定事項のメリットのバランスが取れていないと感じているのです。議論のコスパという観点から話し合いの優先順位を決めることがなされていないのはなぜなのでしょうか。

 国会の仕組みについてはよくわかっていないことが多いのですが、議論の優先順位を決めているのはいったい誰なんでしょうか?まさか新型コロナの専門家会議の提言から「9月入学導入」という言葉は出てこないでしょう。導入するメリットの理屈はわかりますが、ほかの課題より優先していま議論することではないのではないでしょうか。

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