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社会の利益か?個人の利益か?

 新型コロナって治せないの?

 社会的な対策の議論を進める専門家はたくさんテレビに出てきますが、有効な治療法がないことについては有名すぎて話題にもならないのです。しかし新型コロナウィルスの治療方法は地球上の誰もがその答えを望んでいるはずです。特効薬やワクチンの開発の進捗についてあまりにも情報が手に入らないことから、改めて考えてみるととても不安になります。しかしIYNみたいに漠然と不安がっていたくない人向けに、山中教授が個人的に情報公開しているホームページというものもあります。

 新型コロナ感染者の治療法についてメディアから情報が得られない理由として、山中教授が言うように研究の知見が特許戦争や開発競争のために隠されていることが原因だとすると、かなり問題が難しいように思います。

 この際、WHOなどが音頭を取って国際協力機構みたいなものを作って、世界中から新型コロナウィルス対策のリソースを集結させて研究に打ち込んでみるというのは果たして名案なのでしょうか。それなのになぜ国際機関が動いていないのでしょうか。

 新型に限らずコロナウィルスは変異の速さのためワクチンを開発するのが難しいとされているらしいのです。それが今までの研究による知見の蓄積を無償でオープンにしてしまうことが、研究者にとって有益なことになるのでしょうか。それまでの研究にかかった投資をどうやって回収すればいいのでしょうか?

 国際協力かそれとも研究者個々の利益か、そんなジレンマに悩まされている研究者も多くいるはずです。これは研究者を評価する側にも課題として当てはまると思います。IYNはちょっとだけ研究者みたいなことをやっていたのでわかるのですが、研究者は個人的にどういう評価や見返りがあるかで研究の成果は大きく変わってきます。だからたぶん国際的なリーダーを務める人がやるべき仕事は、効果的に協力した人が正当に評価される社会の仕組みを作ってあげることではないでしょうか

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