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祝・PLC導入!

 春はパソコンいじりの季節

 城内ネットワークシステム整備の一環として、C60M1-I マシンで Fedora 18 linux による仮想サーバーを立てることにしました。現在 IYN 城は 2.4GHz 帯でまみれている Wi-Fi がメインなのです。ところが無線 LAN デバイスで仮想ネットワークのブリッジ接続を構成すると、肝心のルーターとの接続ができなくなってしまうという問題が発生しました。

20130406_002 これは無線 LAN の口をもう一つつくるか、有線 LAN のデバイスにブリッジをもたせるかしか無いのでありますが、サーバー回線はスピードが必要だからということで以前から考えていた HD-PLC (電力線ネットワーク) を導入することにしました。城内のノイズ源次第で使えるかどうか決まるので人柱的要素は大いにあります。

 配電盤を見ると、うちのルーターとか電話置き場のコンセントはリビング照明という分電盤に属していて、目的の部屋のコンセントとは逆位相なのでかなり信号が減衰してしまいます。それでも最初に計測した値は 10Mbps くらい。さらに不安定で 5Mpbs まで下がることもしばしばありました。これでは使い物になるかどうかちょっと疑問です。

20130406_00320130406_005 つぎに思いつくこととしてはノイズ源探しです。配電盤上は冷蔵庫と PLC マスターが同位相なので影響が大きいのかと思っていました。実際、冷蔵庫のコンプレッサーの音と同期して PLC の転送速度が落ちいているように感じました。そこで用意してきたのが、ノイズフィルタ付き2P-3Pアダプタというものです。良い子は真似してはいけませんがこれの中身がどうなっているかというと、入力 --> L直列 --> 出力、入力 --> C並列 --> アース といった回路が二組入った、2段バターワースLPFでした。なるほどこれはアースを繋がないと効き目が良くないでしょうね。

 これをつけて意気揚々と速度計測するも、あんまりかわりなし。なんなのかなぁと次はフェライトコアをあちこちにくくりつけて回りました。そこで効果がはっきり出たのは、電話置き場のルータ付近です。PLC マスター側の近くにはルーターや VHDL モデムなどの AC アダプターが密集しています。これらは要注意機器でもあります。

 最終的にわかったのは、秋月電子の BB-Shout を駆動する超小型スイッチング AC アダプターを抜き取ると 15Mbps くらいで安定することです。これかぁ。 AC アダプタもそうですけど、BB-Shout 受信機と D 級デジタルアンプがつながっているのですから余計にノイズ源として強力です。こんなもの傍にあってはいけない。

With_nr ということで、大きめのフェライトコアにこの AC アダプタの線をぐるぐる巻にしてみました。L性を高めるためには巻数が多いほうが良いというのは高校の物理とかで習ったとおりです。オーディオ機器の電源にこれをやり過ぎると音が丸くなってくすんでしまうというマニアの方もいらっしゃいます。確かにそうですが、秋月の組み立てキットごときでそんな違いわからないのでOK。計測した結果、ピークで 17Mbps 出たし、平均して 15Mbps くらいで安定しました。

Wlans ちなみに測定したときの設備は、ルーターとサーバーの間は PLC でクライアント PC とルーターとの間は WLAN です。WLAN でサーバーとクライアント PC をつなぐとなんと 7 Mbps くらいしか出ないし、すごく不安定です。それに比べたら PLC は数倍速いし外界の影響も少ない。そう考えるとこの買物は間違いではなかったんだなと一人納得しました。

 あとツールですが、サーバー側には yum install で iperf を動かして、クライアント側は Windows で JPerf を使いました。簡単で面白いツールです。

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