発振子を甘く見ていたかも
挟ピッチハンダ付けをやり終えたあとは IC の周りの回路を組み立てることです。pcm2704 は SSOP --> 28Pin DIP 変換されているので、92x74 のユニバーサル基板に乗っけてやればちょうどいい感じになります。オーディオ出力用の大きめの電解コンデンサも2個載せるし、 IC のまわりはバイパスコンデンサを挟んでいけばよいだけです。
ただし、A type の USB コネクタを使用するとちょっとした問題が起こります。IC のピンの上では、8. D+, 9. D-, 10. Vbus, 11. Dgnd という並び方ので、コネクタ側の 1.Vbus, 2.D-, 3.D+, 4. GND の並び方とうまく合いません。IYN は仕方なくビニール線で Vbus の線を D-, D+ を横断するように這わせました。ちょっとかっこ悪い。B type USB コネクタを使う人達はこのへんは綺麗に処理できることでしょう。
ハイ出来ました。簡単でいいですな。HOST端子は High、 PSEL も High にしてバスパワー駆動です。その他の電源端子はみな 3.3 [V] を出力していてパスコンもよく働いているみたいです。ただ Vcom = 0.02 [V] …。これは DAC などのアナログ電源なのですがちっとも動いてない。SSPND 端子も LOW のまんま。そしてバソコンは USB 機器の認識ができないと言っています。
あれ、よくよく回路を見ると、Vbus 5V を Vdd にそのまま突っ込んじゃってる…。Vdd端子は 3.3V レギュレータの出力なのだから、ここに Vbus 入れたらレギュレータ死にませんかね…。すぐ直さなきゃ。HOST とか TEST1 とかにもみんな Vbus 5V が入り込んじゃってましたよ。IC 死んだかなぁ…。配線だけなのですぐに直しました。
でもパソコンが認識しない…。オシロで D+ の動きを見ているとパソコンに繋いだ瞬間はなにかやり取りがあるのですが、PCM2704 側からのデータ送信がなく沈黙しているのです。その状況を見てパソコンは認識できないとのエラーを表示しています。パソコンは、D+ 端子が 3V くらいにプルアップされているのを見つけると機器の接続を感知するようです。
電源系はちゃんと通電しているのに、USB 端子からパソコンに応答ができていない、ということはクロックがちゃんと入っていないのではないか疑いをかけることになりました。YIC 社製のセラロックなのですが、果たして村田製作所のセラロックのように気軽に使えるものなのでしょうか。USB DAC のキットとして売られているものはセラロックではなく水晶振動子と15pF くらいのコンデンサと 1MΩ くらいの部品を使っているようです。配線の引き回しが悪くてクロックが発振できていないのかなという気がしてきました。
発振していないかどうかについては、数十MHz帯域の計測ができる測定機器がなにもないので手詰まりになってしまいました。
- たまたま買ってきたYIC社のセラロックがダメになっていた
- YIC社のセラロックは外付け部品が必要かもしれない
- 配線の引き回しが悪くて、発振回路が沈黙してしまう条件がある
- 水晶発振子でCL1=CL2=22pF, Rf=1MΩでも発振しているかわからない。極稀に USB Audio Device として認識されることがある。
そんなわけで水晶発振子を使った発振回路について特性を調べてみたくなったのですが、広帯域のオシロが無いと測定しようがないことで行き詰っています。VCXO とかやたら電気を食う発振器もあり、それのために3端子レギュレータを乗っけて 3.3 V の電源をつけている人もおりますが、それだとお金で解決したように見えて IYN は納得が行かないのです。自分の技術で解決したい~。
秋月の組立キットを眺めているとフツーに水晶振動子とセラコンで動くみたいなので、これは運のようなものも絡んでいるのかなぁとモヤモヤしています。1700円出せは専用基板にちょこっとコンデンサ乗っけるだけで出来てしまう内容の工作。28pin DIP 変換基板なんかに乗せてしまうと、発振回路がだめになるんでしょうかねぇ。もう降参、降参。
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